シーバスタックル

東京湾奥で快適にルアーシーバスするためのルアーケース・バッグ

快適にルアーシーバスするためのタックル

東京湾奥でルアーシーバスはじめるときのタックル購入のポイントは前編後編でお伝えしました。こちらではルアーシーバスするために絶対に必要なものを解説しました。今回は東京湾奥で快適にルアーシーバスするための装備品を紹介したいと思います。快適にルアーシーバスするためのグッツを一つづつ紹介していきます。今回はルアーケースとバッグ

ルアーケース

3つくらいなら何に入れててもいいと思いますが、10個くらいになってくるとルアーボックスがないと面倒です。私はMEIHOのルアーボックスを使っています。絡まるのが嫌なので個別に収納できるパターンのものを使っています。頑丈なので10年使っても壊れません。時々掃除したりしています。加えて、ちょっとした工夫をしています。

鉄板とバイブレーション

このスポンジがポイント

スポンジがルアーを抑えています

ガチャガチャならないようにスポンジで抑えています。フックの先がなまるのを防止できます。鉄板やバイブレーションなどスリムのものなら一つのスペースに2ついれています。ボリュームのあるものは一つ。これを実現しているのがこのスポンジ!

両面テープと一体化してるのが使いやすい

引き戸につけるものなので耐久性が高い

両面がついてるのが使いやすい

これがあるとないとではぜんぜん違う。中でルアーが動かないです。汚れたり反発が弱ってきたら取り替えます。そのまま洗っても全然大丈夫です。このスポンジ付きケースのデメリットとしては久しぶりにルアーケースを開けるとミノー系のルアーがこのスポンジにくっついて来ることがある。落とさないように注意が必要です。ちゃんと毎回ルアーを洗って乾かして収納していれば全然そんなことない。

この大きさだとミノーも2つ入れられる

バッグ

ルアーシーバスをはじめて半年以上普通のショルダーバック使ってました。普段使わなくなったお古を釣り用にして。使い慣れたショルダーバッグだったので困ることはまったくなかったです。ただ、数投でルアーを変えるときはちょっとルアーケースの取り出しとかが面倒だなと思ったこともありました。そこで次に購入したのがマズメのヒップバック。さすがこの釣り用に作られただけあり、大変便利。壊れることもなく使っています。
便利な点はプライヤー用の収納があったり、フィッシュグリップを噛ませておくリングがあったりというところ。ほとんどの釣り場でメインのところのファスナーは開けたまま使っていますが、ルアーケースが落ちるということはありません。ルアーケースの取り出しもスムーズです。少しファスナーに角度がついていて、出し入れがしやすく設計されています。
最新のバッグだと更に進化があるとおもいますが、私のモデルはもう10年以上前のもの。ところどころ生地のスレなどもありますが、壊れたりはしていませんのでちょっと高いですが価格以上の価値が十分あると思います。
装着は腰骨に引っかかる程度の締め具合にし、前にも回しやすくしています。ラインブレイクしてノットを組み直す際などはリーダーの出し入れなどを行うので前に回して使っています。また、後ろに回したときにも使いやすいように少し右側に装着できるようにしています。

東京湾奥でルアーシーバスはじめるときのタックル購入のポイント(後編)

東京湾奥向けルアータックル概要その2

東京湾奥でルアーシーバスはじめるときのタックル購入のポイントが長くなってしまったので、前編、後編に分けています。私のフィールドで活用しやすく、かつ初心者向けの情報としてお伝えします。

最も難しいロッド

鯉釣り、渓流釣りと経験してきて、ルアーシーバスのタックルを選ぶ際に最後までよく分からず、買ってみて「あ~これ失敗だわ」となったのがロッド。当時は親切丁寧に解説しているWEBサイトなどもなく初心者には難しかった。ftでの長さ表記はまぁ問題ない。かける30㎝と覚えておけばOK。

MやMLやHやLMLって何?

次に問題になるがMやMLやHやLMLという表記。これが理解できなかった。簡単にうとロッドの硬さ。Lはライト、Mはミディアム、Hはヘビーという意味。なのでロッドの説明にある対象エリアや青物も釣れるパワフルなロッドという謳い文句で購入した。実際に使ってみるとむちゃくちゃ硬い。では、どこを見ればよかったか?

適合ルアーグラムを確認すべし

一番良いのは、適合ルアーグラム。長さのフィート、MLなどの竿の硬さに加えて、Lure Wt 〇g~△gという表記がある。ここがポイント。初心者であれば潰しの効く一本をはじめに持っていたほうが良いので、5g~25g以上が対応できるものが良いかと思います。特に春先のバチ抜けを狙った釣りをする場合は5gくらいの対応していたほうが投げれるルアーの幅が広がります。

どんなに硬くても軽いルアーは投げれますし、釣れるんですが快適性が違います。適合ルアーグラムは絶対ではないので、少しくらい外れていても問題はありません。ただ、柔らかい=細いロッドに荷重量のルアーを使い、ロッドの先が天頂向くと先端がポキンと折れます。また、蠣瀬やゴミなどが引っかかりそれを上げても折れることがあるので注意です。そういった事も含めてある程度の経験を積むまでは、費用的にも1万円前後で開始するのが良いように私は思います。

値段がピンキリのリール

ロッドも値段がピンキリなのですが、リールもピンキリです。結論からお伝えすると初心者であればそんなに高額なものをはじめに買わなくてもいいかなって思ってます。1万円くらいのものから買っていけばいいと思います。初めから良いものを買って大事に長く使うというのも良いと思いますが、ルアーシーバス以外の釣り経験が少ない場合は安いのでまずはいいと思います。

リールの番手をまず決める

まず確認いただきたいのは番手。1000とか3000というやつです。これは簡単に説明するとリールの大きさです。大きければ引きの強い相手にも負けずに巻くことができます。また、たくさんのラインを巻くことが可能です。ただ、大きければその分重くなります。ルアーシーバスを行うには2500~3000くらいでいいと思います。

ラインの巻ける量をチェック

そして、次に見ていただきたいのはラインの巻ける量です。ナイロンラインを巻いた場合にどのくらい巻ける、PEラインの〇〇号の場合はどのくらいというのがそれぞれのリールでわかるようになっています。PEラインは大体が150mで販売されているので、その量が何号なら巻けるかどうかを確認してください。同じ番手でも巻ける量が違うものがあります。これはPEライン用にスプールを浅くしてあるリールになります。この場合PEラインを使う際にピッタリ下巻きを巻く必要がないので便利でおすすめです。意外とラインをリールに収めるのは難しいのではじめての場合は釣具屋でやってもらうのもおすすめです。

ハイギヤ・ローギヤは経験してみて

最後に、ハイギア仕様かどうか?1回転でまき取れるラインの量が標準とハイギアで違います。ゆっくり巻きたいときにはハイギアが邪魔なときがあります。ルアーの回収速度ややり取りなどを加味して私はハイギアを使っています。これは使ってみてかなと思います。値段の違いは精密機械の剛性と精密の精度。値段が高ければ耐久性が高く、使っていてガタが来づらいです。定期的にメンテナンスしていれば何年も使えます。

快適な釣り実現するPEライン

冒頭で言ったようにPEラインは大事。だからこそ難しい。独断と偏見で決めつければ、はじめはSHIMANOのピットブル。12本撚り。150mか200mの1号。安いししこれでいいと思う。100時間くらいキャストしたら反転させて使えば良い。擦れには弱いですが、ライントラブルは少ないと思います。キャストしやすいです。傷んだらすぐ変えることをおすすめします。

慣れてきたら、東レのシーバスPEパワーゲーム。10年様々試して結局これに戻ってきました。何が違うかといえば感度です。コーティングなどもしてないので扱いには少し気を遣いますが今はやっぱりこれだなって思ってます。ここはちょっとこだわってるんで決めつけのようですが、2種紹介させていただきました。

意外と盲点になるリーダー

余り気にせずそこそこのものを3年くら使ってました。ある時知人から「このリーダーって強度は3号だけど、細さは他のメーカーの2号なんだよ」ということを聞き「そんなことがあるのか~!」となったのがリーダー。よくよく調べてみると特性なんかもそれぞれ違う。とはいえ、その時の話しもあって今はシーガーグランドマックスのショックリーダーを使ってます。柔らかいロッドを使う時は細め。10ftを超えるロッドを使う時は太め。とかでバランスを考えています。

まずは1本を釣るならこのルアー

はじめに買うルアーって迷うと思います。雑誌に載っているものだったり、誰かの動画で紹介されていたり、釣具屋でおすすめされたなど、様々理由があると思います。1つ1,500円~3,000円するものなので全然使わないルアーを購入してもあまりよろしくないと思います。

デュオ マニック115

使いやすく、オールシーズン使えるものが良いかと思いますが、そんな潰しの効くものがあるのか? という疑問にあえて答えを出すのであれば、私は実績を含めてデュオのマニック115です。事実は1年間全ての月で釣果実績を上げたルアーはこれだけです。ベイトの少ない冬から早春、バチに湧く春から初夏、初夏の明暗、秋の河川域。多くの魚を釣れてきてくれました。表層はもちろん釣れますし、沈めても釣れる。リーリングスピードも動きが破綻しなければデッドスローでも高速でも釣れる。とはいえ、初心者にはシンペン系のルアーはリーリングが難しく、ルアーの軌道などが掴みづらいので釣りのイメージがし辛い。

ブルーブルー ジョルティ

その点を加味してもう一つあげるとするとブルーブルーのジョルティ。22gと15gとジョルティミニの14g。河川や運河の明暗でも活躍しますし、水深のある港湾部や釣り公園で底まで落として誘ってくることも可能。1匹を早く釣るなら初心者におすすめなのはこちらかな。

両方ともキャストがしやすいです。慣れてくればマニックも釣りの幅が広がるので是非使ってもらいたいルアーの一つ。

編集後記

あえて全部まとめてみるとすごく難しい。これもあれも情報としてはかけている部分もあります。これで終わりではなくこの先も。他の話題で補完したり、こちらの記事を修正追記しようと思います。

東京湾奥でルアーシーバスはじめるときのタックル購入のポイント(前編)

東京湾奥向けルアーシーバスタックル概要

東京湾奥向けなんてあるか!というご意見もあるかと思いますが、独断と偏見でルアーでシーバスを釣るためのタックルの購入ポイントをお伝えしていきます。「最近シーバスはじめたんですよ~」と釣り場で会う方と話すと「えぇぇそうなんですか!」みたいなことが多いので初心者の方に役立つ情報としてお伝えします。私のフィールドは陸っぱりがほとんどで、スニーカーで行けるところという条件でお伝えします。

タックルの優先順位の考え方

確か村田基さんの動画だったように思うんですが、すごくわかりやすかったのでその受け売り。「タックルの優先順位は魚に近い方から」わかりやすいです。まず、魚に接するのは針、フックです。次に大体の場合ルアー本体とフックをつなげるリング。そしてルアー本体。次はシーバスの場合はスナップ。スナップと連結するのはリーダー、リーダーをノットで止めるのはPEライン。PEラインが通っていくのはロッド。そのPEラインが巻かれているリールとなります。
そして、人はそのロッドのグリップを持ってリールのハンドルを回してラインを引っ張りルアーを動かします。投げる時はリールのベールを返してPEラインを指でおさえてキャストします。この順番から魚を釣り上げるという目的から考えるとまずフックは最も大事です。かからなければ釣れないわけですから。また魚をかけて釣り上げるまでの耐久性があるもの。
フックアップした後にルアーが壊れることは今まで一度もないのでこれは置いておいて、次にスナップ。このトラブルも多くあります。特に耐久性が大事です。そしてリーダー、PEラインと続くわけです。どうしてもロッドやリールを重視しがちになりますが、初心者は特にそこじゃなかったりします。

ルアーシーバス初心者に最も大事にしてもらいたいもの

もう一つ独自の優先順位を上げるとすると、ラインです。なぜかと言うとフィールドに広がる面積(長さ)が大きいからです。特にルアーキャストを何度も繰り返してシーバスを釣るわけですから、ラインを出したり引っ込めたりを常に続けて釣るわけです。このラインをケチったり、適切じゃないものを使うとライントラブルばかり発生しフィールドで魚を釣る時間よりライントラブルを解消する時間のほうが長くなってしまいます。ラインは初心者であっても良いものを選ぶことをおすすめします。良いラインを使うさらなる利点としては得られる情報量が多くなるということです。風や流れあたりを感じやすいです。

釣り上げるために絶対に必要なランディングネット

釣り場でお会いする初心者の方にありがちなのはランディングネットを持っていないことです。「どうせ釣れないから」「練習だから」「釣れたら抜き上げる」と言ってランディングネットを購入すらしてない方もいました。ルアーシーバスでシーバスを釣りたいなら絶対に必要なのでここは最低限で良いので準備しましょう。

東京湾奥のランディングネットポール

まずはランディングネットのポール=柄。東京湾奥ですと各種様々なフィールドがありますが潰しが効くのは5m伸びるランディングポールです。4.5mと5mで迷ったら5mにしてください。大潮の最干潮の時に4.5で届かなくなる場所が結構あります。

ランディングネットフレームとネット

そして、ネットのフレームとネットのサイズが次のポイントです。ネットのフレームは長い方で60㎝はほしいです。それ以上であれば問題ないです。大きすぎると携帯性が悪くなります。釣り方のスタイル加味して好みで良いかと。盲点になりやすいのがネットの深さです。これ浅いのは絶対にNGです。魚がポロリします。大きい魚だと入りません。80㎝以上の深さがあるものを選ぶのが良いです。後は素材ですが、目の細かいラバー素材のネットはおすすめできません。フックが刺さると取るのがかなり面倒です。まずは普通のネットを買われることをおすすめします。
後はあると便利なのはポールとフレームを繋ぐ折り畳めるジョイントです。これがあると携帯性は抜群に上がります。余裕があれば購入をおすすめします。私ははじめからすっごい安いのをずっと使ってますが壊れてません。

安全のために必要な道具

もともと、サンダルで普段着。ルアーシーバスをはじめるまではこれを釣りのスタイルのモットーにしていました。重装備をして釣りをすることがダサいと思っていました。「釣りキチ三平だって草履に普段着じゃん」みたいな。真剣にルアーシーバスに向き合う中で必須なものに気づいてからは安全に対してかなり気を使いました。一時期は伊達メガネをかけている時期もありました。普段着はほぼ変えてませんが、帽子とフィッシンググローブは今では必ず身につけていきます。

ライジャケ・ヘッドライト

さて、上記のような前置きをしておきながらライジャケ持ってないと言ったら叩かれそうですね。大前提として私は足場の悪い磯のような釣り場に一人では行かない。ウェーディングはしないのでライジャケいまだに持ってません。子供のはあります。船には時々乗るのでベルト式の紐を引っ張ると救命具になるやつは持ってます。多分、ウェーディングをする事が多かったり、磯に近くてそこに一人で行くことが多ければ普通に購入したと思います。現状その機会がないので持ってません。フィールドにあわせて購入されるといいと思います。
ヘッドライトないと暗い時間帯は全く釣りになりません。はじめた当初は朝マズメばかり行っていたのですぐに明るくなり使う機会が少なかったのですが、シーバスは夜釣る魚ということを知ってからは忘れたら釣りできないレベルで必要です。様々なものが出ていますが、こちらまず重要なのは水面まで明るく照らせること。これがないとランディングの時に手こずります。次に防水性と省エネ性です。安いの買うとすぐに壊れたり、電池なくなります。暗いポイントで電池切れたらそれこそ足元もおぼつかなくなります。

フィッシュグリップ

これは必須です。まずシーバス、エラの部分で普通に皮膚切れます。加えて、危ないのが背びれをはじめとしたヒレの骨。フィッシュグリップ使ってても一度シーバスの背びれの骨が親指に刺さり、先だけ折れて切開手術で取ってもらったことがあります。小さいサイズだから大丈夫と思わないでください。小さい魚ほどよく跳ね回り危険です。有名メーカーのものは何か知らないですが、すごく高いです。5年位ずっと1,000円くらいのものを使っていましたが、未だにそのフィッシュグリップ健在です。Amazonとかで評価数が多く、高評価なら安いのでも全く問題ないです。

プライヤー

これも必須。これがないとシーバスからルアーのフックはずすのが非常に困難になります。シングルフックなら、はずすことが困難になることはないのかもしれませんが、トレブルフックだと釣り上げるまでに魚が反転や回転をしていく中で口に刺さるだけでなく、口の周りの皮を巻き込んで絡むことがあります。そんな時、冷静にプライヤーで丁寧にはずす際に魚が動きます。複数本あるフックも暴れるわけですから非常に危険です。プライヤーで外さないとすぐにフックが手に刺さります。
最近はフックリムーバーというものも出ており、便利そうなのですが私は使ったことがありません。使ってみたら紹介したいと思います。あと、プライヤーのもう一つの利用としてはフック交換時のリング開け機能がついたものがあります。プライヤーの先が鵜のくちばしみたいに尖ってるものです。これはリングを開ける際に非常に便利です。フック交換する際に必須ツールです。

フィッシンググローブ

これ、当初絶対にいらないと思ってました。ところがルアーシーバスをはじめて半年くらい経った際に軽い気持ちで潮の引いたゴロタに踏み入った時でした。ツルッと滑って手をついたんです。手が三箇所ざっくりと切れていました。ゴロタの上についているフジツボや蠣瀬でかなり深く切れました。それ以来ゴロタに降りることはないですが、その時からフィッシンググローブをつけています。もう一つ理由があって金属アレルギーを発症したんです。ずっとリールの足の部分に指を通してリーリングしていたらある時ボツボツってすぐに治らない炎症が起きたんです。多分あれ金属アレルギーだと思います。この予防がもう一つの理由です。

なんかこれだけで結構な量になったので、東京湾奥でルアーシーバスはじめるときのタックル購入のポイント(後編)に続きを書きます。後編には、最も難しいロッド、値段がピンキリのリール、快適な釣り実現するPEライン、意外と盲点になるリーダー、まずは1本を釣るならこのルアーを記載しようと思います。